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【稚内】稚内最北観光活性化フォーラム開催(追記)
追記です。上記フォーラムに参加したところ、興味深い話しが聞けましたので紹介します。
講師の北海道大学教授の石森秀三氏の話しをまとめると、
観光は「団体型」から「個人型」へ変わっている。色々な観光名所をたどるバスツアーから、学び・癒しを求めた滞在旅行へと変わっている。それらを含め、観光革命が起こっている。
北海道の観光が不調なのは観光革命に乗り遅れているせいであるが、北海道民は乗り遅れている自覚があまりない。また、不況なのにも関わらず、従来の人をどんどん集め利益を得るやり方を未だに行っているため、サービスが行き届かず、北海道の観光のクォリティが下がってしまった。
北海道の持っている能力は、スローペースの個人型・滞在型観光にはうってつけの場所であり、現在求められている観光のすべてのニーズを満たしているのに、評価がされないことは悲劇である。なんとかしなくては。
という事です。
石森氏は抜海のアザラシについても話していて、
アザラシがかわいいと言うのは誰でも知っている、なぜ抜海港にたくさんアザラシがいるのか、そして深刻な漁業被害が起こっているということ伝えた方が、学び・体験できる現在の観光スタイルに合っている。
とのこと。とても印象深かったです。
良い所だけではなくて、悪い所もさらけ出す観光の方が、観光客からは好感を得るのかもしれません。
確かに今はインターネットで観光地を調べてから観光に望む人がほとんどです。
観光客は、観光地にくる前にもうすでにすべてを知っているのでしょうね。
なかなか勉強になりました。

以下、石森秀三氏の話しの中からの抜粋です。
・観光は今大革命が起こっているが、北海道の観光産業の方は乗り遅れているという自覚が全く無い。
・観光産業は、全世界のGDPの10%を締めているが、日本は観光振興に対する国家予算が少ない。
・北海道では観光産業は1.2兆円、農林産業は1.0兆円を生み出しているが、
道予算は農林産業が2,000億円なのに対し、観光産業は6億円である。
観光の方が利益を生んでいるのに、予算は観光の方が圧倒的に少ない。
・中国人の観光客は1996年には506万人だったのに対し、2009年には5000万人に達した。
しかしそのうち日本への旅行客は100万人程度である。2015年には1億人を突破する模様。
・ブータンは観光入込客数を最小限にし、サービスを向上させ、
現在はリピーターが増えている。(High Quality, Low Volume)
・日本はとにかく観光入込客数を増やすのに徹したため、
サービスの質が低下し、リピーターが少なくなってしまった(High Volume, Low Quality)
サービスが悪い場所に金を出して二度と来る客はいない
・ツーリズム・イノベーション(観光革命)が起こっている。
・「団体」「名所見所型」「周遊型」だった観光が、バブル崩壊・IT革命を経て、
「個人」「参加体験型」「滞在型」へ変わっている。
・また「観光(視覚重視)」から、「感幸(五感重視」、「歓交(交流重視」に変わっている。
・稚内のアザラシ観測所の例。アザラシを見てかわいいというのは過去の観光のやり方であるが、
アザラシが起こしている漁業問題などを学ぶ(体験する)観光に変えなくてはいけない。
それは、自然・環境教育にもなる。観光と教育の連携である。
・日本では観光産業の重要性をとても低く見られていた。
中国や韓国、ヨーロッパなどの海外では観光振興のために、金と人をつぎ込んでいる。
日本は完全に出遅れている。
・中国人の観光客を入込むためには、日本のツアーエージェントは素人集団であるため、
中国のエージェントと手を組んだ方が早い。
外国人のエージェントほうがプロフェッショナルであり、
外国人のエージェントから学ぶ事はたくさんある。
追記終わり
今週末の3月7日(日)13:00から稚内北星学園大学新館4階大教室にて、
稚内最北観光活性化フォーラム~極寒の地にあったかおもてなしの心~という
フォーラムが行われます。
このフォーラムは地域の方々や、有識者、企業、行政が活発な意見交換を行い、
協働することができるきっかけを作る場として開催されます。
講師には、北海道大学教授の石森秀三氏、
パネラーには、稚内市長横田耕一氏をはじめ、
稚内市観光協会会長岩間幹生氏、
北都観光株式会社専務取締役米田正博氏、
「街にいき隊」代表尾﨑篤志氏が参加します。
講師、パネラーとの意見交換の場も設けるとの事。
観光に対する考え方や稚内の観光産業の未来など、一緒に考えてみてはどうでしょうか?
日時: 2010年03月07日









